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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2014
小袋秀人(こぶくろひでと)の十八番はもちろん・・・
最後の18番はティショットでも2打目も、自慢の飛距離を駆使して2番アイアンを握って2オン成功。10メートルのイーグルトライも距離感ぴったりに、楽々バーディで上がってきた。
「父親は52歳。体力的にもきついのに、必死に頑張ってくれている。今日は少し恩返しが出来たかな」と、親孝行の予選突破は首位と4打差のV争いだ。
ツアーの出場優先順位を決める、昨年のファイナルQTランクは62位と、今季の出場権には恵まれないが、今大会主催の日本プロゴルフ協会が実施する資格認定プロテストで昨年、2位に5打の大差でトップ通過を果たしてこの大舞台にコマを進めた新顔が、プロ日本一のタイトルに挑む。
石川遼や松山英樹とは同い年。「僕は彼らみたいにポンポンとは行くタイプではないけれど」と大器晩成型も「いつか同じ舞台に立ちたい」と野望を抱く23歳は、サービス精神も旺盛だ。
コブクロの名字は「そりゃあ歌えるんだろうな、と。そこで歌えないと言ったら盛り下がるでしょ」と、代表曲の「桜」が十八番。
「歌手の方にも名前を覚えていただけるような活躍をしたい」とそこも発奮材料に、焼き肉店では同名のホルモンも積極的に注文。「やっぱり、僕が好物じゃないとまずいでしょ?」と、決勝ラウンドでも同様に、周囲の期待にとことん応える。