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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2015

プロ顔負けの飛ばし屋! 亀代順哉さんがベストアマを獲得

3回大会のベストアマは今週、一番の飛ばし屋だった。総武カントリークラブの10番と13番で計測されたドライビングディスタンスで、並み居るプロを抑えて1位に輝いたのが、大阪学院大3年生の亀代さんだった。

4日間平均294.88ヤードは初日から1位を走り続けて、大雨の最終日にもその勢いは衰えずに、同2位はこれまた驚異の飛ばし屋ウォンジョン・リー(豪州)を4.5ヤードしのいで、逃げ切った。

もともと「普段から300ヤードは飛ばす。飛距離には自信がある」という亀代さんだが、それでもまさか、プロの試合で1位になれるとは思ってもみずに「自分でも驚いています」。

ジュニア育成を大会開催の柱のひとつに掲げる今大会では今年、6人のアマチュア選手に出場の与える中で、そのうち2人が決勝ラウンドに進んだ。

日本ウェルネス高校2年の小斉平優和さんを“5打差”で抑えて亀代さんが“圧勝”を飾った要因はしかし、自慢の飛距離ではなく、パッティングだという。

雨中のこの日は、前半の17、18番の連続バーディもさることながら、後半は2番から3ホール続けて6メートル前後の渋いパーパットを拾いまくって、「スコアを崩さなかったことが、大きかった」と、悪条件の1日も攻守共に揃えて1オーバーで耐えてプロの試合で自身初の“タイトル獲り”だ。

昨年の初出場から数えて自身5試合目のツアーは、今季は3試合目にして、前回はセカンドアマに輝いた10月の日本オープンに続いて自身2試合目の決勝ラウンド進出を果たすなど、いま伸び盛りの20歳。
「学生時代には、学生時代にしか出来ないことがある」といまは、二度とない学生生活を大切に、最終学年にあたる来年には亀代さんもプロの扉を叩くつもり。その前に、試金石となる貴重なチャンスを与えてくださった今大会には「なかなかプロの方と回る機会もない中で、今週は素晴らしい経験をさせていただいた」と、感謝しきりの4日間だった。

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