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三井住友VISA太平洋マスターズ 2014

イメチェンの崔虎星(チェホソン)が好発進

韓国が誇るタイガー・スターが、バッバに並んだ。昨年のインドネシアPGA選手権の覇者。崔(チェ)が、67で回って首位タイにつけた。

この日は朝から御殿場には冷たい風が吹き荒れて、「厳しい戦いは覚悟して出ていった」と、気持ちの準備は出来ていたから、さほど戸惑いもなく、「今日はピンチというピンチも7番のパー3だけでした」。

ティショットをバンカーに打ち込み、右足下がりの2打目は歩測にして「10歩」のパーパットが残ったが、これをしのいだ。「そのほかはほとんど危なげないゴルフができました」。

今季は夏以降に予選落ちが目立つようになり、ちょっぴりむしゃくしゃしていた。「パッと気分を変えたい」と5年来の“ロン毛”をばっさりと切ったのは、1ヶ月ほど前。
「ずっと伸ばしてきたのでね」。自分の個性を出したいと、もはやトレードマークの黒髪も「さすがにちょっと思い切りは必要でしたけど。何事も執着は良くない」と、決断した甲斐はあった。

髪を切ってさっぱりとした41歳が、それまでの不振を払拭して初日からリーダーボードに居座った。
同じ5アンダーにはバッバ・ワトソン。「僕のような選手はなかなかPGAに参加する機会もないので。こういうときにしか、チャンスはない。このまま上位で踏ん張って、ぜひ週末は彼と回ってみたいものですね」。
マスターズチャンピオンとのV争いを夢みて、ベテランの胸も躍る。

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