記事
長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ 2014
デービット・オーがボギーなしの65をマーク
前半は5番でさっそく、その成果が出た。
ティショットを右に曲げ、次のセカンドも右に曲げ、5メートル残ったパーパットをしのいだ。「それをきっかけに、すごく気分がよくなった」と、12番では13メートルものバーディトライをねじ込んだ。
奈良県で行われた最終予選は1日36ホールの長丁場を勝ち残って全米オープンに出場し、それからまた日本ツアーに舞い戻って、かれこれ10連戦目。
今年は、日本と韓国ツアーを掛け持ち、ヘトヘトだった。
久しぶりに休みが取れたといっても先週のたった1週間で、米ロサンゼルスの自宅に帰る元気もなく、先週は馴染みの深い韓国で調整することにした。「あえてラウンドもせずに、ひたすらアプローチとパットの練習をしました」。
迷ったときは、国際電話。「僕のゴルフの先生」という母親に悩みをぶつけて、一気に解消。
65の6アンダーで単独首位に躍り出て、「明日も気負わず、スコアも気にせず、ひたすら自分のゲームプランに徹します」。
昨年は、つるやオープンで松山英樹と優勝争いの末に2位。シード元年の今年はもちろん、あのとき取り逃がした初Vが目標だが「まだ初日。それを考えるのは、日曜日の9ホールにしときます」。優勝スピーチで、ちょっぴり上達した日本語を披露できるか。