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池田勇太と片岡大育がスナッグゴルフで子どもたちと交流(7月23日)

今年で3回目となる「こども自然ふれあい広場サマーキャンプ」が高知県立香北青少年の家のグラウンドで行われ、福島県と高知県の小学生38人が参加し、池田勇太と片岡大育がスナッグゴルフで子どもたちと交流した。

このイベントは東日本大震災以降、屋外での遊びが制限されている福島県の子どもたちに、時間や場所を気にすることなく外遊びを楽しんでもらい、また、地元の子どもたちとの交流も目的に始まり、初年度の一昨年は愛媛県で開催され、持ち回りの今年は高知県がその受け入れ会場となり、池田勇太の出身校である東北福祉大学との縁で、講師として池田に白羽の矢が立ち、その池田が地元出身の片岡大育から助太刀の快諾を受け、この豪華な体験イベントが実現した。

梅雨明けの高知県は、ギラギラの太陽がグラウンドを照り付けたが、初めて体験するスナッグゴルフに、気温に負けないぐらい子どもたちの熱気もぐんぐん上がり、池田と片岡も滴る汗を拭いながらの熱血指導で、顔合わせをして間もない両県の子どもたちは、意気投合して覚えたてのスイングでボールを遠くに飛ばして楽しんだ。
基本練習のしめくくりには片岡との対戦、そして池田との対戦もそれぞれ行われ、立候補した児童がプロとのガチンコ対決に挑戦して、ゴルフのルールや競い合う楽しさも一緒に学んだ。

参加した子どもたちは、「プロに教えてもらえて上手にボールが飛ばせるようになった」、「難しかったけど打てるようになった」、「プロと試合をしたけどプロは強かった」などの感想を発表した。

一昨年の愛媛県に続き、このサマーキャンプで2回目の講師を務めた池田勇太は、「東日本大震災で大変な思いをした子どもたちが、こうやって屋外でおもいきって遊べる機会に、プロゴルファーとして何か出来ることはないかと考え、地元の片岡プロにも協力してもらい参加することができた。多くの子どもたちに外遊びを楽しんでもらうのと同時に、ゴルフというスポーツを知ってもらえて嬉しい」と話し、3月に続いて講師を務めた片岡大育は、「こうしてお手伝いができて、子どもたちに楽しんでもらえて良かった」と額に汗を浮かべ充実感いっぱいの感想を話した。

このキャンプは、スナッグゴルフのほか、忍者ごっこや川遊び、海水浴にシーカヤック、キャンプファイヤーや座禅など、普段は経験できない遊びや体験が組み込まれたプログラムで、3泊4日の日程を終えて帰るころには、一回りも二回りも成長し、楽しい思い出を心にいっぱい詰め込んで福島に帰っていくことだろう。

池田勇太と片岡大育は、来週、福島県で行われる、ダンロップ・スリクソン福島オープンに出場するが、大会を翌週に控えて、福島県と高知県の小学生たちから、あふれんばかりの元気を分けてもらい大会への弾みをつけたようだ。

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