いよいよ、20日に開けるダンロップフェニックス。国内は今季２戦目となるホストプロは、今年は堂々“米ツアー選手”として、宮崎のファンの前に立つ。

久しぶりの日本ツアー。22歳は、まずは胃袋を満たして「チキン南蛮が美味しい」と、ご当地グルメに舌鼓。「あと、地鶏とかもいいですよね」とニッコリと、この日水曜日のプロアマ戦では接待役に徹しつつ、あのアダム･スコットが使いこなしていることで有名なパットのラインの読み方「エイムポイント」を取り入れてみたり、動画でのスイングチェック、またラウンドの合間をぬってメーカーのスタッフとのクラブ調整も万全に、開幕に備えた。

いよいよ大会初日は、ジョーダン・スピースとの直接対決。昨年の米ツアーでは最優秀新人賞に輝き今年はマスターズで優勝争いの末に２位につけた21歳の存在は、同じ米ツアー選手として燃えるものがある。

久しぶりの日本でも、相変わらず口数は多くないが火曜日に行われた新作ボール「NEW スリクソン-STAR」の発表会でも、スピースについて「シーズンオフとはいえ向こうも勝ちにきていると思う」と語り、「負けないように、しっかりと準備をして期待に応えたい」と、力強く答えたそうだ。
昨年は６位に終わったホスト試合で「優勝争いに加わりたい。最終日は優勝を狙える位置で迎えたい」。頂点だけを見ている。

• 松山 英樹