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RIZAP KBCオーガスタ 2015

一期生!! 片岡大育(かたおかだいすけ)が好発進

初優勝を飾った今年5月の関西オープンに続いてツアー2勝目を狙う片岡が、好スタートを切った。前半の13番では先に、1.5メートルのチャンスにつけていた同組の手嶋多一には「片岡に、ふたを閉められた」となじられた。261ヤードから、スプーンで右4メートルにつけたイーグルトライ。「片岡が先に入れるから、俺が外した」と、手嶋の愚痴にも「会心でした」と、悪びれることなく笑みを浮かべた。

今年は7人のジュニアが大会に挑戦するが、その“一期生”が片岡だ。2006年からスタートしたジュニア育成プロジェクト。主催の九州朝日放送が、朝日放送系列のテレビ局3社と手を組みその年、顕著な成績を残したジュニアにプロのツアーを経験してもらおうと企画された。

その最初の恩恵にあずかったのが、片岡だった。「ジュニアのが始まった最初の年に、初めてツアーに出させていただいたんです」。当時はまだ香川西高校の3年生だった。こちらもまた沖学園高3年生だった重永亜斗夢と、2人での挑戦。揃って予選落ちを喫した日が懐かしく、思い出される。

それからちょうど10年の時を経て、重永は今季初シード入りを果たしたし、今年ツアー初Vを掴んだ片岡にとってはなおさら「この大会には特別な気持ちがある」。ここでの2勝目なら、主催者にも何よりの恩返しになる。

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