この日は、午後から強い風が吹いたがアウトコースの第一組から出て、さほど影響を受けることなく上がってこられた。
「予報は前から出ていて。火曜日に、組み合わせが決まった時からラッキーやな、と」。
2020年に発症し、戦線離脱の原因となった顔面神経麻痺の症状のひとつに、風があまりに強い日には涙が止まらなったりするそうだが、この日はさほどでもなく済んだ。
後半15番のバーディトライは20メートル超もあり「パーか、ボギーかという状況。なんとか寄せようと思ったのが入ってくれた」と、ガッツポーズで地元ファンを沸かせた。
この日は、香川西高校時代の友人も駆けつけ、ロープの外からにぎやかに応援。
「勝手にやる気スイッチが入った」と、背中を押されて好プレー。
「凄く嬉しかった」と、感謝でいっぱい。
ひょんなご縁で今年から、片岡と共に高知の観光大使に就任し、自身の動画チャンネルでも大会の宣伝をしてくれた先輩プロの矢野東(やの・あずま)は1打足りずに決勝ラウンドには進めなかったが、2人でオフに高知でジュニアイベントの実施を計画しており、近々の再会をを約束していったん解散。
「週末も、順位ではなく、1打1打を大切にプレーしたい」。
矢野の分まで大会を盛り上げる。