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塚田好宣も1打及ばず・・・(全英オープン2日目)

ホイレークは夜の9時10分。全英オープン2日目は、一番最後に出ていった塚田がとっぷり暮れた空を背に、長い1日を終えた。最終ホールは、風を読み間違えたという2打目をOB。それでも、焦る素振りもなく、最後はボギーの幕切れも塚田には、それが今回3度目の挑戦の幕切れになろうとは、よもや思ってもみなかった。

スコアボードを確認しながらのラウンドは、しかしちょうど良いタイミングでそのあたりの状況を見ることが出来ずに「予選カットは4オーバーだろうと思っていた」。

この思い込みが命取りとなった。「分かっていれば、最後ももっと慎重な攻め方をしたのに」と悔やんでも、後の祭りだ。
前回の2008年と同様に、1打足りずに予選落ちに「残念」と、幾度となく繰り返した塚田。

3度目の正直とはいかなかったがリンクスコースで初めて、「俺もやれるかも、という気持ちになれたのは収穫」。このあと、渡英のチャンスを活用して欧州2部ツアーに出場するという。
「今回の挑戦を、今後の糧にしたい」と無念さは、あえて背負ったまま旅を続ける44歳だ。

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