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〜全英への道〜ミズノオープン 2014
アマの長谷川祥平さんがホールインワンを達成
8番のパー3(170㍎)はティショットがミスショットだったから、本人はなおさら驚いた。
左からの横風に、「スイングのタイミングがずれた」と思わず手をクラブから話した。「それでもラインは出ていたので。ピンの近くにはつくかな」と、見送っていたボールは手前4㍍に着地して、しばらくして視界から消えた。
アマチュアの大会では2度経験があるそうだが、「プロの試合では初めてです」と、記念のボールは無くさぬように、とすぐにキャディバッグに大事にしまった。
アマチュア選手は規定により、一切の賞金は受け取れないことになっていたが一昨年から一部改訂されて、ホールインワン賞に限り免除されることになった。
8番ホールは初日から、開催コースのJFE瀬戸内海ゴルフ俱楽部提供の賞金20万円がかけられているが4日間を通じて均等割のため、「僕一人で終わりますように・・・」。思わず無邪気に祈る姿が微笑ましいが、そんな余韻に浸る間もなく、見据えた翌2日目の第2ラウンド。
1オーバーからにらむ決勝進出。「明日は、ティショット次第」と、2日目は予選突破を目指して、巻き返しを誓った。