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千歳市立くるみ幼稚園に井上忠久が訪問しスナッグゴルフを指導(10月28日)

明け方に初雪がちらついた、北海道の千歳市立くるみ幼稚園の広大な園庭で、スナッグゴルフ実技講習会が開催され、100名の年長さんが初めて体験するゴルフを楽しんだ。

長嶋茂雄インビテーショナルセガサミーカップゴルフトーナメントを主催するセガサミーグループでは、社会・地域支援活動の一環として、地元のスポーツクラブへのスナッグゴルフや野球などの各種用具の寄贈を行っており、千歳市でのスポーツ振興と北海道への地域貢献を目的とした、小中学生を対象としたスポーツ教室などが開催されており、プロゴルファーや社会人野球のセガサミー野球部が千歳市の子どもたちと触れ合うイベントが行われている。

スナッグゴルフにおいても、千歳市スポーツ推進委員の有志による千歳スナッグゴルフ協会が立ち上げられ、30人を超える協会員が定期的なスナッグゴルフ体験会を実施しており、今年度もザ・ノースカントリーゴルフクラブをはじめ、市内のいくつかの施設を利用して13回の体験会が行われているほか、地域のスナッグゴルフ大会も開催するなど、その基盤がしっかりと底辺を支え拡大を続けている。

更に今年7月の長嶋茂雄インビテーショナルセガサミーカップの会場内では、来場者向けのスナッグゴルフ体験会が期間中の4日間行われ、来場する地元の子どもたちを楽しませてくれた他、今年で2回目となった、セガサミーカップ付帯イベント第2回北海道スナッグゴルフ大会では、受付やコース設営、そしてスコアラーやホールマーシャル等、大会運営に絶大な尽力を頂き、子どもたちのスナッグゴルフ大会を温かく応援してくれている。

実技講習会が行われた、くるみ幼稚園は、毎年スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会に出場している千歳第二小学校の向かいにあり、園児の約半数が第二小学校に進学することもあって、更なる底辺の掘り起しをねらった実技講習会として実施された。

講師を務めたのは、2007年のセガサミーカップの16番ホール196ヤードでホールインワンを達成した経験を持つ井上忠久。
自身も年長の息子を持つパパは、「年長さんを100人も教えることができるのか心配」という不安材料はどこへやら。
朝のご挨拶で「よろしくお願いします!」と割れんばかりの元気な声を受けて破顔一笑、プロの顔からパパの顔に戻って、腰をかがめての熱血指導が行われ、千歳スナッグゴルフ協会のメンバーも安全配慮を中心とした基本指導をサポートした。

ゴルフはやったことも見たこともない園児がほとんどだったが、左手の親指の爪に黄色いシール、右手の親指の爪に赤いシールを貼り、グリップの握り方を教えてもらうと、小さなテークバックから放たれたショットは、目標の的にめがけて飛んでいきピタッとくっつくと、両手でガッツポーズを作り、何度も跳ねて喜んだ。

実技講習の締めくくりに行われた、年長代表の菜乃夏ちゃんと井上忠久とのガチンコ対決は、30ヤードのパー3を井上がバーディの2打、菜乃夏ちゃんが4打でくっつけ、オマケの2打を差し引いての引き分けとなったが、完全アウェーの大応援に井上もタジタジだった。

講習会を終え、園庭で全員とハイタッチをしてお別れしたあと、駐車場を出発して新千歳空港へ向かおうとすると、幼稚園の前に園児たちが全員揃って整列してのお見送りのサプライズもあり、車が見えなくなるまで井上に手る園児たちに井上も大きく手を振ってこたえた。

実技講習会を終えた井上は、「年長さんを対象としたスナッグゴルフの指導は初めてだったので、きちんとお話を聞いてもらえるか心配だったけど、千歳スナッグゴルフ協会のボランティアスタッフの方々のサポートもあり、思いのほか真剣に取り組んでもらえ、ナイスショットもあったりと有意義な時間を過ごさせて頂きました。子どもたちに元気をもらえて北海道に来た甲斐がありました。またこういう機会があれば是非協力したいです。」と、子どもたちの大応援を受けて充実した時間に癒されたようだった。

  • 年長さん100名と千歳スナッグゴルフ協会の皆さんと井上忠久

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