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ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント初日
主にシニアツアーを主管する日本プロゴルフ協会の会長で、ツアーは通算30勝を誇る倉本昌弘が10アンダーをマークして、好スタートを切った。
青木功が2009年に起ち上げたこのチャリティトーナメントの一番の趣旨は「がんばる子ども達へ愛を〜」。ゴルフを通じて全国の子どもたちに笑顔を届けたいという思いが一杯詰まった大会は、倉本自身も「この大会は出られることが第一で、スコアはいいんです。チャリティに参加できることで目標は達成している」。
とはいえ大会の主旨に賛同して駆けつけた、大勢のレギュラーツアーの選手たちの中でも金亨成(キムヒョンソン)と宮里聖志が2打差の3位タイで、倉本に追随するのがやっとという驚異的な好スコアを見る限り、当のコメントには別の意味で、あまり説得力がないような・・・。
「連覇目指して頑張ります」と、血気盛んな倉本。そのココロは昨年大会と同様に、「今年も出来るだけ多くの賞金を、チャリティに回したいと思っていますから!」。その思いで胸を一杯にして、連覇に挑む。
著名人の部では、前田亘輝さんがこれまた、11アンダーという大量アンダーで、2位の小泉孝太郎さんに4打差をつけて好発進するなど大会は、初日から大いに盛り上がっており昨年は、膝のケガでやむなく大会の黒子役に徹した青木功も、今年は派手に“復帰戦”を飾りたいところだったが、俳優の岩城滉一さんとのラウンドは和気藹々でも、ひとつ不満だったのが「人の事ホントに年寄扱いするんだから〜!」。
岩城さんにいたわられ、73の1オーバーにも「十分ですよ」と言われたことが、世界のアオキにはとうてい納得できない?!
「もうちょっと良いゴルフがしたかった。やっぱりアンダーで回りたかった」と、地団駄を踏む72歳が、10日日曜日の最終日こそ盛り上げる・・・!!
このほか、この日の大会初日は競技終了後に今年もプロゴルファーの妻たちによる熱き戦い“ワイブスコンペ”を開催。妻のバッグを夫が担いで回る3ホールマッチで、倉本の京子夫人と直道の世志江夫人が4オーバーを記録して、プレーオフに突入・・・!!
しかしサドンデスは、1ホール目でも決着がつかずに「じゃんけんで決めよう」と“競技委員長”の青木の裁定で、いよいよ“最終マッチ”はキャディ同士の直接対決で決着をつけることに!
“マッシーVSジョー”の、夫の権威をかけた(?!)涙ぐましい真剣勝負は、ついに直道に軍配があがり、世志江夫人の輝く笑顔は翌日の母の日にちなみ、出場選手全員から贈られた大輪の花束にも負けない美しさであった。
さあ、いよいよ大会も翌10日日曜日に佳境を迎える・・・・・・!
※初日のスコア速報はこちらから!
※最終日の組み合わせはこちらから!