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松山英樹は38位に後退(全英オープン3日目)

3日目のホイレークは雨。悪天候のため、3人1組の2ウェイでスタートすることになった決勝ラウンドで、2人の日本勢は苦戦した。
松山英樹は大雨のなかを出ていった1番でいきなりボギー。ティショットで右のラフにいれて、2打目は左に引っかけた。「今年はなんとかごまかしながらやってきたショット。ここに来て、ごまかしがきかなくなってきた」。

水分をたっぷり吸ったリンクスコース。重いラフに、クラブの自由がきかない。6番のアプローチは、ピンを大きく行きすぎた。7番のアプローチは届かなかった。グリーンの外から、長いパーパットをしのいでも、ショットが乱れてなかなかチャンスにつけられなかった。

ボギーが先行する重たい空気の中で、11番では2メートルのバーディチャンスを逃したばかりか、タップインのパーパットも外して「何やってんだ、と。気合いを入れた」。

次の12番でやっとバーディがきた。13番のパー3は、あわやのピンそばのスーパーショット。連続バーディでようやく3日目のリンクスに一矢報いると、16番では直ドラの2オン狙い。果敢な攻めも、しかし実らずパーに終わった。
「ショットが良くなくて、パットも入らず苦しかった」。
昨日は刻んでバンカーに捕まった17番で、この日はドライバーを持ったが、今度は深いラフに捕まり出すしかない。18番のパー5は楽々のバーディ締めで、通算スコアはイーブンパーに戻すも、最後のイーグルチャンスも決まらなければ、気持ちもまったく上がらなかった。

「無駄なミスが多いので、明日はそれをどうやって防いでいくか」。いよいよ最終日はショットも気持ちも立て直して猛チャージといきたい。「明日はアンダーパーで回ってきたい。1打1打を大事にして上位を目指すというのは変わらない」。最後の巻き返しを誓った。

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