『秋田テレビ・南秋田CC・JGTOチャレンジⅠ』初日、7バーディ2ボギーの5アンダーでフィニッシュ。幸先のいいスタートを切った。

「前半、ボギーが先行してしまったけど、徐々にティショットをフェアウェーに置けるようになってきてチャンスが作れるようになってきました。このところ、パターが良くなってきたので、それがうまくスコアを作れた要因かな。」と初日のプレーを振り返ってくれた甲斐。

各選手声を揃えて言うのが、グリーンが難しくアプローチが寄せづらいの一言だ。

甲斐にとっても当然条件は同じだが、
「いつものようにピンを狙うと難しいけど、イメージを手前に持ってくると転がってくれるし、フェアウェーから打てばボールは止まってくれますよね。コースマネジメントがしっかり出来れば対応できると思います。」
イメージを変えることで難関コースを克服した。

2011年にシード落ちを経験し、一時はゴルフに対し前向きな気持ちになれなかったという甲斐。いいゴルフが出来ても結果に結びつかない、そんなジレンマに陥った時もあった。
しかしながら、今年に入り自分のゴルフに集中出来てきたという事もあり、レギュラーツアーの『ダイヤモンドカップ』では久々に手応えのあるゴルフが出来た。
「ここ1カ月はゴルフが良くなってきていて、ダイヤモンドカップで良かったことが自信につながっています。気持ちも乗ってきたし、いい緊張感の中ゴルフが出来てきましたね。」

心技体が充実してきた甲斐が、会心のゴルフでチャレンジトーナメント初優勝を果たし、レギュラーツアー復帰への足掛かりとしたいところだ。

• 甲斐 慎太郎