記事

everyone PROJECT Challenge Golf Tournament 〜石川遼プロデュース〜 2013

富村真治がチャレンジ初優勝!!everyone Challengeの初代チャンピオンに名を刻む

チャレンジツアー初優勝を飾った富村真治
チャレンジトーナメント第12戦。everyone PROJECT Challenge Golf Tournament 〜石川遼プロデュース〜(賞金総額1500万円、優勝賞金270万円)の最終日が、栃木県芳賀郡のロイヤルメドウゴルフスタジアム(7089ヤード、パー71)で行われ、予選を通過したツアープレーヤー63名とアマチュア3名の計66名が、初代チャンピオンの座をかけて、覇権を争った。
 優勝争いは、最終組が軒並みスコアを崩し、まさに大混戦。目まぐるしく首位の名前が入れ替わっていく。そんな中、大混戦を上がり4連続バーディで、頭ひとつ抜け出したのが富村真治であった。前半は「噛み合わなかった…」というゴルフで、スコアを1つ落として折り返す。後半もチャンスが訪れず5連続パーでなんとかしのいでいった。「だけど、努力してきたことは裏切らないはず…」と、気持ちを切らさなかったことが、15番からの連続バーディを呼び込んでいく。
バーディを重ねる中、17番を終了した時点で9アンダーとなり、自分がトップに並んだことを確認する。
その中、最も緊張したのが18番のセカンドショット。ピンまでの残りは106ヤード。優勝がかかるショットに足が震え、口が乾き何度も唾を飲み込んだ。だが、この距離は52度のウエッジで何度も打ってきた距離。この場面でも「努力を続けてきたことは決して裏切らない…」と、自分を信じて振り抜くと、見事、ピン左1.5mに。スライスラインもキッチリと読み切り、カップど真ん中から沈め、自然とガッツポーズが出た。混戦を抜け出す4連続バーディで、締めくくり、203ストローク、10アンダーをマークし、チャレンジトーナメント初優勝を飾った。優勝した喜びも然ることながら、富村からは「チャレンジの最終戦は、所属のカントリークラブ・ジャパンでの開催。そこに出場できることになって、正直ホッとしています」と、素直な気持ちも語られた。
富村のチャレンジトーナメントの賞金ランクは、この優勝で5位に浮上。トップのK・T・ゴンとは、まだ200万円近い差があるが「この優勝で喜ぶのは、数日だけ。最終戦まで残り3戦ですが、この差を詰めて、ランクのトップを目指して、頑張っていきます」
加えて、この優勝でレギュラーツアー『コカ・コーラ東海クラシック』の出場権の他、この試合の副賞となる『カシオワールドオープン』の出場も決定。
何度も富村の口から出た“努力は裏切らない”という言葉は、残りのチャレンジトーナメントの舞台だけではなく、レギュラーツアーの場でも、花開いていくはずだ。

関連記事