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裵相文『なんとか食らいついて行きたい』 <WGC大会2日目>

「昨日に比べたら自分らしいゴルフができました」と明るい表情の裵相文。
大会2日目を6バーディ、2ボギーの4アンダーでホールアウト。
2日間のトータルを2アンダーとして順位を51位タイから18位タイに上げた。

昨日はティーショットが曲がり、フェアウエイをキープできずにパーをセーブするのが精一杯と苦しいゴルフだったが、今日はティーショットでフェアウエイを外したのが3ホールだけと、裵相文らしい安定感のあるティーショットが戻った。
復調の理由は「振りぬく事」をイメージしたと言う。
「狭いフェアウエイを見るとどうしても無意識に体の回転が悪くなっていた。昨日はそのスイングから本来のスイングになかなか戻す事ができなくて・・・でも昨日とスタート前の練習でうまく修正ができました」と安堵の表情をうかべた。

昨日まではアプローチとパットの調子は悪くなかった。
「ティーショットが安定したお陰で、バーディチャンスをたくさん作れて、パットがうまく入ってくれた」と語った。
今日一番のピンチは前半の13番ホール(パー4)でティーショットを左に曲げてしまい、ラフからの2打目は風を読み違えて大きくグリーンをオーバー。
3打目のアプローチが寄らず、6メートルのパットが残ってしまったが、うまくラインを読んでパーをセーブ。
「あのホールで今日は行けるかなと思った。気持ちも楽になってうまく波に乗れました」と、きっかけをつかんで、その後バーディを重ねた。

「首位とはまだまだ差があるけど、何とか食らいついて行きたいです」と明日の抱負を語り、「上位を狙えるようにこの位置をキープして明日も頑張ります。目標はベストテンに入ることです」と力強く語った。
明日も裵相文のプレーに期待したい。

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