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関西オープンゴルフ選手権競技 2013

S・J・パクは「残念、でも嬉しい!」

表彰式で、親友を祝福したパク(右)。「僕にもまだ、チャンスがあります」と、次の好機をにらんだ。
最終日は1打差の2位から出るはずだったパクは「それはもちろん、今日もプレーがしたかった」。自身2年ぶり2度目のシード権の奪還を目指す今季は、すでに3度のトップ10入りに、夏休み明けの今大会も、ブランクもものともせずに、絶好調のまま迎えた。

いよいよ最終日に逆転のツアー初Vをかけてスタートするつもりだったが、予定の1時間を過ぎてもコースに出られる見込みはなく、あまりの降水量にまるで池のようになってしまったパッティンググリーンも、クラブハウスの屋根の下からうらめしそうに、眺めるしかなかった。

そしてついに中止の決定が出たときには「残念ですね」。
顔をしかめながらも、「でも嬉しいです!」。
母国・韓国からニュージーランドに移住したのは小学生のとき。その縁で、首位のブラッド・ケネディとは普段から話も合い、仲が良く、「親友の優勝は、それはやっぱり嬉しいですよ」。

今回は好機も雨に流れてしまったが、諦めない。「今年はまだ試合がたくさん残っていますし、またきっとチャンスが来るはず。次は絶対に逃しません」。友達の快挙を笑顔で祝福しながらも、次のチャンスもしっかりとにらんでいた。

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