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everyone PROJECT Challenge Golf Tournament 〜石川遼プロデュース〜 2013

攻守を切り替えるにしてもこの大会はショットがキレていないと戦えない

今季チャレンジで最年少優勝を飾った伊藤誠道
2週間前の『PGA・JGTOチャレンジカップin房総』で、チャレンジツアー最年少優勝記録を更新。ツアー初優勝を遂げた伊藤誠道が、今週も好調を持続している。
午後組の10番ホールからスタートすると、インを4アンダーで切り抜ける。さらに難度の高まるアウトでも2つスコアを縮め、6バーディ、ノーボギーの完璧なゴルフを展開。6アンダーでトップタイスタートを切った。
そんな伊藤に好調の理由をたずねてみると…「ここまでタイトなセッティングはチャレンジツアーではなかなかない。グリーンもアンジュレーションがキツいですし、ピンの位置もシビア。このコースはグリーンでスコアを作ると考えがちですが、ショットがキレてチャンスを自ら作っていかないと、スコアにはならないと私は思っています。そういった意味では、自分の持ち味であるショットのキレが、今日は功を奏したんじゃないかと思っています」
ジュニア時代から世界の舞台で戦い、プロの試合にも参戦。経験値を高めてきた逸材であることは周知の事実。今年からツアーメンバーに加わり、新人ながら好調を持続しているのも数々の経験の裏付けからである。
そんな伊藤に明日からの目標を聞いてみると…「ここは攻めるところと、守るところがはっきりしているので、今日やってきたことを繰り返しやっていくだけ。今週は自分の思い描くゴルフができているので、あと2日間もショットのキレを武器にプレーしていきます」
優勝したことで生まれる自信からなのか。伊藤の表情には、そんな余裕も滲み出ていた。

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