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ANAオープンゴルフトーナメント 2013

片岡大育は「いっそ、優勝してしまえれば」

悲願達成まで、あと少し。アジアと、日本。両ツアーのシード入りを目指す片岡が、8位タイにつけた。後半は5番でイーグルを奪うと、最後の9番はピンまで38ヤードまで運んだ3打目のアプローチを1メートルに寄せて、気持ちよくバーディ締めだ。

輪厚は、「ドローボールが要求される」と分析するコースでこの日は少し、ショットで苦戦をしたものの、北海道特有の洋芝も「嫌いじゃない」。参戦3年目を迎えたアジアンツアーも、「ここみたいな芝のコースが多くて」。移動手段や慣れない環境。食べ物や文化の違いにおっかなびっくりしながらも、もがいてきた経験を着実に肥やしにしている。

2008年に19歳でのデビュー当時は、ひょろひょろの少年は、体つきもたくましくなり、アジアと日本を行ったり来たりの生活も、苦もなくこなしてみせる。
アジアンツアーの賞金ランキングは現在24位と、すでに当確ランプ。日本なら、獲得賞金は1200万円あまりを稼いで39位。「早めに1500万円は越えときたい」。
さらに欲を言えば、「2000万円越え」。ツアーは最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップの権利獲りを、狙っているから。
「シードのボーダーラインばかりを気にするよりも、いっそそれを目指したら、余裕で初シードが出来ると思うので」。
でもそれを言うなら、目標はもっとでっかく「優勝してしまえれば」。もちろん、そこも視野に目下、奮闘中の24歳である。

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