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石川遼『今日のゴルフは通用できる』 <WGC大会3日目>

間違いなく全体の状態は良くなっている。
自分のゴルフの流れをつかんできた石川は、3アンダー、3ボギーのイーブンで大会3日目をホールアウト。
3日間のトータルを3オーバーとして48位タイから41位タイと順位を上げた。

大会1日目が1オーバー、大会2日目が2オーバーとなかなか石川の本領が発揮できなかったが、「3日間で一番良いゴルフができた」と満足な表情をうかべた。
前半の2番ホールでバーディを取り、5番ホールのショートホールで1メートルのパーパットを外してしまいボギーとしてしまうが、11番ホールの2打目をピン横1メートルにつけてバーディ。
その後、15番、17番とボギーをたたいてしまうが、最終18番ホールでもバーディを奪い、イーブンでホールアウト。
終始安定したゴルフを見せた。

スイングの基本はタイミングとリズムが大事という石川は、今日はその2つがうまくかみ合い出して、ほとんどのティーショットはフェアウエイをとらえることができた。
「今日はタイミングとリズムの良さが自分でも分かった」という石川。
「パットのタイミングだけがほんの少しずれているかな・・・今日はミスパットが2回あった。回数にしたら多い方ではないがゼロにしたい」と好調の要因を説明。
「1日目、2日目はゴルフをさせてもらえなかったが、今日の内容だったら十分だと思う。今日のプレーは通用できると思う」と表情は明るかった。

今日同じ組でまわったイアン・ポールター(イングランド)の存在も大きい。
「イアン・ポールターとのラウンドはやりやすかった。自分のゴルフ、番手やイメージ、スイング、飛距離が同じ。彼のゴルフを見ていると勉強になる」と語った。
「以前まではパワーで攻めるゴルフが魅力的だと思っていたが、海外でプレーをするようになってから飛距離だけではないことが良く分かった」と自分の考えているゴルフスタイルが変わって来ていることを説明した。

今大会は昨年のように優勝に絡むのが難しい状況だが、今日つかんだ手ごたえを明日の最終日でも発揮できるように期待したい。

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