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ダンロップフェニックストーナメント 2017
1Wなしでもこの大差。ブルックス・ケプカが連覇に王手
今朝は練習場で、ヘッドにヒビが入って急遽スペアに差し替える一幕もあったがそれ以前から、1Wの調子はいまひとつだった。
なおさら「このコースは距離的に、ドライバーなしでも行けるから」とこともなげにこの日はスタートを1時間遅らせた土砂降りの雨で「下が湿っていたから。フェアウェイキープに徹しよう」と、1日1Wを一度も握らぬ自身初の試みも、「いま一番ベストなクラブ」と自負する3Wで、十分に事足りた。
332ヤードの13番パー4も、スプーンでピン3メートルに楽々ワンオン。
17番では運も味方をした。6アイアンで左に曲げたティショットが、ギャラリーに当たってラフまで出てきた。
「ぶつけてしまったのは申し訳なかったけど、おかげでけっこういいライまで出て来たし、前も開けていた」と、男性には詫びと感謝のサイン入りグローブを手渡すなり、下り傾斜を計算してスピンをかけて、器用に打ったアプローチはジャストタッチでチップイン。
「本当にラッキーでした。流れを変える、大きな一打になりました」と共に最終組で回った松山を見ている限り「今日は苦労していた。良いパットがほんのわずか左右に外れたり、良いショットがスピンで遠くに行ってしまうこともあった」と、世界4位も追いかけて来なければ、他にくっついて上がってくる選手もなかった。
まず欧州ツアーで頭角を現した逆輸入の選手だが、ドライバーを一度も使わずに18ホールを終えたのは、どのツアーの大会を見渡しても初めてといい、「明日はどうなるか分からないですけど、どっちにしても3Wを一杯使うことは間違いない」と、3日目で味をしめた。
昨年、優勝副賞でいただいた宮崎牛一頭分はまだ、自宅の冷蔵庫何台分もまだ、備蓄してあるのに今週もまた、2年目の宮崎で毎日、肉を食べている。
「家ではスシとか釣った魚とか、ヘルシーなものが多いのにね。せっかく宮崎に来たので、普段食べない分も含めて余計に頂いてます」。
今年またもう一頭持ち帰れば、食いだめせずとも済む。