プロ6年目の22歳が故郷で子どもたちにスナッグゴルフを教えた。15日に、熊本県の合志市立南ヶ丘小学校を訪れたのは、木下康平。
今年7月に福島県で行われた「第15回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ」で初のJGTOドリームチーム入りを果たした選手が地元の子どもたちに、夢を届けに行った。
手取り足取りの実技講習の後のガチンコ対決では、挑戦者の林田光史(はやしだこうし)くんにも、山崎未来也(やまざきみきや)くんにも2打のハンデをあげても勝利して、プロの威厳を示しても、「みんなが想像以上に楽しんでくれてよかった!」。
午後からの講演会では、ホワイトボードを前に3歳からゴルフ一筋のゴルフ人生を振り返りながら、「勉強は全然やってこなかった。やんちゃで怒られてばかりでした」と、中でも小学時代の一番の反省は「体育館につながる渡り廊下で走って骨折したこと」と、おかげで痛い思い出も一杯あるが、何にでも夢中になったすべての日々が、いまの自分につながっていると実感する。
「もちろん、勉強もしないといけないけど、みんなには好きなことを見つけて夢に向かって一生懸命になってほしい!!」と、お願いするまでもなく、最後に自分の夢を発表するコーナーではイラストレーターや学者など、皆ちゃんと立派な夢を持っていて、木下も感心しきりだ。
「まだ夢が見つからない」という子どもには、いまプロとして頑張っている自分なりのアドバイスを優しく伝えた。最後は子どもたちからサプライズの校歌斉唱に笑顔で聞き入り、名残を惜しんだ。