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日本オープンゴルフ選手権 2016

2週連続Vと大会2勝目がかかる池田勇太は

先週の今季2勝目を支えた坂井キャディと水曜日の練習ラウンドでまた一緒に回ったけれど、本番からは別の組。
この日の練習ラウンドは、あれから2日越しでまた、坂井恵キャディと一緒に歩いて、キャディバッグをベルトを直してやったり、いろいろ世話を焼いてはいるが今週、坂井さんは池田の練習仲間の正岡竜二を担ぐ。

池田は、再びハウスキャディで2週連続Vと、大会V2を狙う。一昨年の千葉を制したときも言ったが本人に、「これがメジャー」という特別な意識はない。

しかし、「やっぱり周りの目」。オープン覇者を見る周囲の目は、「スペシャルなものを見る目」。
その一部始終がNHKで流れることもあり、「普段はゴルフを見ない、いろんな世代の方が見ているという特別感もある」。

それと、このセッティングだ。今年もまた、フェアウェイがかなり絞られ、「ラフに入ればただ出すだけ。コースに挑むという感じ」とそれほどの難条件を制したものだけが味わえる栄冠は、やはり勝ったものにしか分からない。

先週は、・・・いや今週は、81ホールを戦い抜いたばかりだ。宋永漢 (ソンヨンハン)との9ホールのプレーオフは翌月曜日にまたがり、池田も大幅に予定が狂った。
前日火曜日のプロアマ戦は、朝早くのスタートに本来なら月曜日のうちに埼玉に入っておきたかったが、当日の朝早くに家を出るのが精一杯だった。

この日水曜日の晩は、勝者だけが味わえる「チャンピオンズディナー」も、ずっと座ったままの晩餐がちょっぴり不安。
「体が固まっちゃうかも」と疲れた体をこらえて、錚々たる面々と笑顔で卓を囲んだ。

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