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遼と智の参戦に世界のアオキも発奮!!(ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント)

6年ぶりにこのチャリティイベントに戻ってきた26歳と、このあと世界に羽ばたく28歳が、伝説の男たちを挟んだ。

石川遼は、大会前日の4日にヒルトン成田で行われた前夜祭に出席して驚いた。
ゴルフ界とジャズ界のレジェンドが2009年に立ち上げた「ザ・レジェンド・チャリティプロアマ」が、この10年をかけて拠出したチャリティ金は3億6000万円を超えるという。
「僕はずっとアメリカにいて、久しぶりに出させていただくのですがそんなにものすごいお金が、たくさんの子どもたちに贈られてきたとは知らなかった」と改めて、各界の偉大なレジェンドたちがつけてきた、巨大な足跡に感じ入った。
「その中で自分も微力ながら、協力できるありがたみ。そしてプロゴルファーであるという意味。ただゴルフが上手いだけではない。こういう場を与えていただくことで、自分たちの存在意義を感じることが出来る」と、感謝した。

そして、今大会を一区切りに、いよいよ米ツアーへの本格参戦が始まる小平智。
渡米前の一大イベントに、5年連続5度目の出場を果たして胸が鳴る。
「この大会は、毎年成績の良い選手しか呼ばれない。モチベーションが高まる」と目を輝かす。
「ゴルフを通じて諦めないことを伝えていくのが僕らの仕事。今週も遼と一緒に優勝争いをしていいプレーを見せたい。大会を盛り上げたい」と、揃って熱く健闘を誓った若い2人に青木功も感謝しきりだ。

「ありがとう!!」と、御年75歳が2人に自ら右手を差し出し進み出た。「今年は遼くんと小平くんが出てくれることによって、またひと味違った形で盛り上がる」と、大いに期待を寄せた。

今大会の開催に踏み切るきっかけは、はるかニューヨークに原点があった。20数年以上も前のことだ。
青木自身もクラブ1本で、精力的に世界を駆け巡っていたころ。
ジャズとゴルフを融合させたチャリティイベントに青木を誘ってくれたのが、トランペッターの日野皓正さんだった。

「いいなあ・・・。日本でもこういうことをやりたいんだ」と暖め続けてきた構想を、いざ実現させても「いったいいつまで続けられるのか・・・」。
そんな不安と希望を交互に膨らませながら早10年。
「やってきて、本当に良かったというのが実感」と、節目の記念大会を迎えて日野さんと、顔を見合わせエビス顔だ。
「10年を節目に、また違った形で続けていけたら」と、次の11回大会にむけて、次々と沸いてくる新たな構想もひとまず胸にしまっていざ5日、6日の本番は自分もどんなゴルフで魅せようか。

「私もやるからには、自分のベストのプレーをしたい。欲が深いかもしれないけれど、若い2人に負けず劣らず、自分でモチベーションあげてやっていきたい」。
実行委員長には、大会は2年連続5度目のエージシュートで盛り上げるという手もある!!

ザ・レジェンド・チャリティプロアマの組み合わせやスコア速報やこちら

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