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ブリヂストンオープン 2016
谷原の後輩! 地元千葉の住民、塩見好輝(しおみこうき)は週末こそ
ここ袖ケ浦は、14年に自己ベストの65を出したコースで「毎日3アンダーくらいは出そうな感じ。印象が良い」とこの日の67には改めて、相性の良さを実感している。
「ラフに入れても徹底して手前から攻めれば、ボギーは打たない。今日ものぼりのパットを残した」と、今大会は3度目にしてもはや攻略法も心得たもの。
大阪の出身だが、「関東にも拠点を」と6月から、ここ千葉県の船橋市に家を借り、今年から車で40分の“ご当地プロ”が、優勝争いに加わった。
比嘉さんとは学年はかぶっていないが、東北福祉大の合宿でもよく一緒になるといい、「先輩に優しくしてもらって、回りやすかった」と前日も感謝をされたばかりだ。初日から和気藹々のラウンドは、もっぱら先週の日本一を制した“チームメイト”の話で沸いた。
難コースで圧勝した松山英樹の勇姿を互いに思い返して、「あいつは怪物やな」と、刺激し合った。
まだ現役学生ながら、プロ顔負けの比嘉さんにも塩見は関心しきりで、まだ若いが「攻め時が分かっている」と、それもまた励みに。
現在、首位に立ち賞金レースを争う谷原は11歳も先輩だ。
「20代から今までずっと第一線で活躍していて、自分もああいう選手になりたいと。ちょっとでも追いつきたい気持ちはある」と、そのためにも昨年は、わずか1年で手放したシード権の復活は必須条件。
「今年は出られるのもこの大会と、あとは1、2試合ほど。これが勝負と思っている」と気も引き締まる。
痩身だが、めっぽう飛ばす。「小さいころからスポーツ万能だった」と水泳やバスケと何でもこなし、小学時代は少林寺拳法で優勝の経験も。「肩の可動域の広さや、瞬発力には自信がある」と、本人も自慢の身体能力の高さは、先輩も認めるところで「練習ラウンドでは俺より上手い」とは、谷原だ。
「でも本戦になると塩見はいつもいない。何がいけないのか」と首をかしげる先輩の、おめがねにかなうゴルフで今度こそ、遅れを取らずについていく。