記事

優勝は、今平周ゴーぅ!!(6日、ザ・レジェンド・チャリティプロアマ最終日)

通算14アンダーで、ぶっちぎって無事、昨年の雪辱を果たしたというのに、まだ今平周吾は周囲の不安を残していた。
記念の10回大会の表彰式で、大先輩方々の声が飛ぶ。
「頑張れ周吾!」。
中でもひときわ大きな丸山茂樹の声は、はっきり聞こえた。
「周吾、5分だぞ!」。
表彰式の前に、池田勇太にも言われた「優勝スピーチで、2分は喋るように、と」。
それよりさらに3分も長い丸山からのノルマ。
「・・・スミマセン。そんなに長くは喋れないので。短めに・・・」と恐縮しきりで「去年はプレーオフで負けましたので、優勝できて嬉しい。ツアーでも早く2勝目がしたい。暑い中、足を運んでいただきありがとうございました」。
優勝争いより周囲をハラハラさせた。周吾の精一杯のVスピーチは結局、1分にも満たなかったがそれはそれで、やんやと盛り上がった。

小平と首位で並んで出た最終日。序盤こそ、競り合ったが10番、11番で連続バーディを奪うとそこから一気に突き放した。
初日は小平が一緒に回った。この日は今平が、郷ひろみさんと同じ組。
「テレビで見たりして、激しい方かなと」。郷さんのキレキレのダンスを見て抱いていたそんな印象も、1日ご一緒して「優しい方でした」と、好スコアの糧とした。
初日はこちらもまたダンディな舘ひろしさんと回って「舘さんも、とてもカッコ良かった。芸能人の方と回る機会はなかなかないので楽しかった」とニコニコと、お2人共に時々スイングのアドバイスを送ったり、連日和気藹々とした中でも「良い緊張感で回れたので。それがまた、次のツアーにつながればいいなと思う」。

昨年の関西オープンでツアー初優勝を飾って、賞金ランキングは自己最高の6位まで行ったが、待望の2勝目はまだ。
昨年のこの大会では大先輩の横尾要にプレーオフで敗れた。
無事、雪辱を果たしたこの勢いで、翌週は今季国内メジャー初戦。
次週の日本プロこそ声を張れ、今平周GO!!

  • 著名人の部で優勝された北島さんと
  • 郷さんは、カッコ良くて優しかった

関連記事