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第4回栄和リサイクル・スナッグゴルフ支援・プロアマチャリティコンペ〜未来のこどもたちへ〜を開催(5月29日)
ミズノオープンを終えたばかりのプロゴルファーたちは、本来であれば宅配業者にゴルフバッグを預けて次週のトーナメントへ効率よく移動をするところだが、このチャリティコンペの参加のために、重いキャリーバッグを引きずって飛行機や新幹線で岡山から乗り込んできた。
トーナメントでトップを張るプロゴルファーたちとのラウンドを心待ちにしていたゲストの皆さんは、そんなプロたちの苦労も知ってか、貴重なラウンドの機会を満喫したようだった。
中でもこの日、プロの部でトップとなった小平智と一緒にラウンドしたゲストは、「いやぁ〜飛距離が違うよなぁ〜アイアンの精度も距離も違うし、とにかく凄かった!!」と、1イーグルを含む8アンダー64のプレーを目の当たりにして、只々驚くしかなかった。
そして表彰式後に行われたチャリティオークションには、今年もゴルフ愛好家なら喉から手が出る程ほしくなるような、レアもののパターやウェッジなどを、参加したプロゴルファーのみならず参加できなかったプロ仲間からも持ち寄られ、30万円を最高額に、続々と高額入札が続き、今年のチャリティ金は、ざっと241万5000円となり、こちらも只々驚くばかりのチャリティ金額となった。
日本ゴルフツアー機構が取り組む、スナッグゴルフを小学校に寄贈・導入する活動は、この15年間で300校を超えており、トーナメントスポンサーが地元自治体に寄贈をしたり、プロゴルファーが自身の出身校に寄贈をするなど含めると、導入小学校数は600校を超えている。
しかし、導入小学校率は日本国内約20,600小学校の3.4パーセントにしかすぎず、日本国内全校導入まではまだまだ長い道のりだ。
しかし、この地道な活動から昨年、アマチュアながら最年少記録で日本女子オープンゴルフ選手権競技で優勝した畑岡奈紗プロの活躍を筆頭に、昨年よりステップアップツアーに参戦している佐久間綾女プロなど、既にまとめきれないほどのスナッグゴルフ経験者の活躍の報告が続いている。
そしてそれらの実績もあってか、スナッグゴルフの普及浸透実績では全国一を誇る茨城県笠間市に、公立学校では珍しい中学と高校に同時にゴルフ部が創設されるなど、明るい話題もちらほら出始めている。
そんな活動を後押ししようと、今回のチャリティプロアマを主宰した栄和リサイクルの金城虎一代表取締役社長は、「ゴルフを通じたエチケットやマナーや礼儀、そして何よりも審判員が自分自身であるというゴルフの精神が、子どもたちの正直な心を育むという点に感銘を受けこの活動を続けています。ゴールデンエイジと言われる多感な時期に、ゴルフを楽しみながら情操教育も受けられるということで、未来を担う子どもたちに良い影響を及ぼすと思っています。」と、子どもたちの健全育成への貢献を常に念頭に置いている。
更に、外国人選手を中心に行われるプロアマチャリティについては、「日本で活躍をする外国人選手は、日本人以上に日本に恩返しすることが重要ではないかと思い、韓国人プロの中でもベテランの、I・J・ジャンやS・K・ホと相談をしながらこのプロアマチャリティを続けています。」と、国境の垣根を越えてプレーしているプロゴルファーが、日本で応援してもらえるようにと広い視野での活動につなげている。
この日のチャリティ寄金のほか、沢山のプロゴルファーや協賛企業からの支援により開催される、第15回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会は、震災復興支援の一環として昨年に引き続き、福島県のグランディ那須白河ゴルフクラブで7月16日(日曜日)に開催される。
◆チャリティコンペ参加プロゴルファー
I・J・ジャン、安田彩乃、星野英正、黄重坤、D・オー、小平智、宋永漢、山村彩恵、S・K・ホ、H・W・リュー、藤本麻子、A・ブランド、金庚泰、Y・ナン、K・T・ゴン、キム・ボンス、菊地明砂美、今平周吾、H・リー、金亨成、趙珉珪、W・J・リー、S・ハン、石井忍、C・キム、J・B・パク、中里光之介、丸山大輔、B・ジョーンズ、文景俊、鈴木舞子
(順不同・敬称略)
◆これまでのチャリティ実績
第1回2012年: チャリティ金250万円のうち千葉県東金市社会福祉協会へ10万円、240万円を一般社団法人日本ゴルフツアー機構を通じて東日本大震災復興支援義援金として日本赤十字社に寄贈
第2回2015年: チャリティ金150万円をスナッグゴルフ全国大会支援金として一般社団法人日本ゴルツアー機構に寄贈
第3回2016年: チャリティ金212万3000円をスナッグゴルフ全国大会支援金として一般社団法人日本ゴルツアー機構に寄贈金
第1回〜第4回までの累計チャリティ額: 853万8000円