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海外アジア2戦・番外編 出水田大二郎はミャンマーで3年ぶりに・・・
「この2週間で日焼けが・・・。ヤバいです」。
中断続きのシンガポールはさほどでもなかったが、好天続きのミャンマーの焼け付く日差しといったら、それはもう・・・。
「日焼けで皮がむけることなんか、もうないだろうと思ってましたが、むけました。3年ぶりです」と、焼けた素肌に際立つ白い歯。
もう一歩で第一枠こそ取り逃したが昨年は、賞金ランク66位でシード選手の仲間入り。初戦から2戦ともに遠征費を無駄にすることはなかった。
「シード1年目の開幕は、大事だと思って来ました。2試合とも初日に出遅れましたが2日目に巻き返して予選を通れた。そのへんは成長出来ているのかな」。
シンガポールもミャンマーでも2日目に60台で揃えて決勝に進んで、手応えを土産にすることも出来た。
ミャンマーで練習日の火曜日には、ちょっとしたハプニングも笑って許した。
というのもマレーシア人キャディのグナさんが、スタートの予定時間に待てど来ない。きゅうきょハウスキャディにお願いして、前半ハーフでやっと追いついたグナさんと慌ただしくスイッチ。
「寝坊したんだって」と、その道20数年のベテランの練習ラウンドでの痛恨ミスも、勝手知ったる2年連続のコースで臨機応変に、足並み揃えて完走した。
帰国後は、地元・鹿児島で「自主トレ」。基礎体力を蓄え2月半ばから、ひとつ年下の香妻陣一朗と宮崎で、約2週間の合宿を張る。
「陣(ジン)の練習コースに東京からトレーナーさんも呼んで、朝からがっつりトレーニング。午後からラウンド」。ジュニア時代に、横峯さくらプロの父・良郎氏主宰の「めだかクラブ」で仲を深めた。昨年、一足お先に初シードを果たした香妻は、今も良き戦友だ。
このオフは、良き先輩にも初めて世話になる。昨秋から練習ラウンドにも加えてもらうようになった。小田孔明の恒例の宮崎合宿にも参加できることになり、「孔明さんとの練習は学ぶところが多い。面倒見もよくて、本当にありがたい」と、国内開幕までに歴代賞金王の極意を吸い尽くす。
はやメタボを気にして「オフは、体も絞りたい」。九州ジュニアで3連覇を果たした樟南高校のころは、どんなに食べても体重75キロ前後の痩身をキープ。
しかし今や「食べ過ぎ飲み過ぎで88キロ・・・」。近頃では糖質を気にして晩酌のビールは1杯までと自己管理に気を配る。
「歳を重ねると、代謝が悪くなるって本当ですね」。
今月5日の誕生日でやっと25歳が、大マジメに言った。
お腹周りは気になっても183センチの長身は、体格ならひとつ上の松山英樹にもヒケを取らない。「成績でもあのレベルまで行きたいけどその前にちゃんと段階を踏んで、まず日本で優勝、(シーズン最終戦の)JTに出ることが目標です」。
いよいよ最後に、当HPの掲載にあたって本人のたっての希望で「名字にフリガナをふってください」。
チャレンジの賞金上位で参加した昨1年で、だいぶ浸透したとは思うが「まだまだです。今でもたまに“でみずだ”って呼ばれちゃいます」。
正しくは“いずみだ”。
気さくに“だいじろう”と呼んで頂いても・・・・・・!!