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アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 2016

片岡大育は4打差5位も「今の状態なら勝てる」

ショットは「キレキレ」だった。「これほど調子が良いときに、ガっと行っときたかった」。闘志とは裏腹に、片岡は再三、ショットを曲げた。前日まで雨が降った影響で、あちこちがぬかるんでいた。
「むしろフェアウェイに行ったボールによく泥がついた」と、不運が重なった。

「5ホールで泥がついた状態で、会心のショットを打ってもまったく見当違いの方向へ飛んでいく。10ヤードも飛距離を損したホールもあった」と、最後の18番も左サイドのピン位置に対して、フェアウェイから右のバンカーに打ち込み、パーに終わって悔しがる。

「本当なら5つは伸ばせたと思う」と泥にまみれて首位に4打差を許したが、片岡の確信は揺らがない。「ノーチャンスじゃない。今の状態なら勝つことが出来る」。最終日こそ逆転のV2だけを狙っていく。

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