記事
小平智の誰よりホットな2017年!!
そして披露宴は12月24日のクリスマス・イヴ。
ひな壇上で「入籍の時に、ちゃんと伝えていなかったので」と改めて、AONをはじめ錚々たる顔ぶれの出席者450人余を前に公開プロポーズを披露するなど最後までアツアツぶりを見せつけた。
まさに、内助の功を示した2017年だった。
賞金王こそ土壇場で逃したが、白熱の賞金レースを演じ続けて最後の最後まで、男子ゴルフを熱くした。
賞金ランキングは惜しくも2位に終わっても、バーディ率とパーオン率賞では1位に。さらに、それらを含むすべての部門別ランキングをポイント化して、総合的にもっとも優れた選手を選出する「Unisysポイントランキング賞」を獲得。
本人もこだわりの「トータルドライイング賞」は、もっとも飛んでかつ曲がらない男の称号をも加えて、名だたる賞をほぼ独占した。
首のヘルニアにかかったのをきっかけに、着手したトレーニングはもはや「趣味」と言い切る。「トレーニング・オタク」を自称し、今や100キロの負荷も平気で持ち上げられるようになった。
デビュー時には、100位を切るのがやっとだった平均パットも、今季は大躍進の2位に。苦手克服のために費やした血のにじむ努力が今季、みごとに幸せの花を咲かせた。
今の若手には珍しく、常に強気な発言を繰り返すことで、自分自身を鼓舞していくタイプ。男らしく、重ね続けた有言実行の影にはいつも、愛妻の存在があった。
11月の三井住友VISA太平洋マスターズで今季2勝目。12月に都内で行われたジャパンゴルフツアー表彰式でもまず振り返ったのは、そのとき美保さんと共に味わった胸一杯の喜びだった。
「美保と一緒にトロフィーを持つという目標が達成できたので。今年は本当に良い1年でした!!」。
そんなハッピーな2017年の中でもただひとつ、誤算だったのはあれだけ執念を見せていたマスターズの初切符を年内に決められなかったことだ。
招待状が届けば「美保は100%ついてくると思う」と新婦を連れて、夢の舞台に立つためにも、来春こそ3月末日付けの世界ランク50位内を目指して、年明け早々から新郎の奔走が始まる。
※9部門別のランキングで合計109ポイントを獲得して「Unisysポイントランキング賞」に輝いた小平には12月4日に、「ANAインターコンチネンタルホテル東京」で開催した「ジャパンゴルフツアー表彰式」で、日本ユニシス株式会社の高橋正和・広報部 企画室長様より賞金100万円と、副賞として「東京ディズニーランド・ニューイヤーズ・イヴ・パスポート」が贈られました。