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カシオワールドオープン 2014
今週も兄妹で挑むホストプロ! 石川遼
先週は“初タッグ”となった妹の葉子さん。将来のプロ入りを目指す高校3年生は、女子ツアーの出場経験は豊富でも、試合でバッグを担ぐのは初めてで、最初こそお互いにおっかなびっくり。
「葉子はただバッグを運んでくれればいい。ただ他の選手には絶対に迷惑にならないように」と、お兄ちゃんは自らターフを拾い、タイミングが合えばピンフラッグも自分で抜いて、バンカーならしも予選2日間こそつきっきりの指導も日に日に慣れて、もともと仲良し兄妹は息もぴったりと合ってきた。
ラウンド中は、他愛もない会話でリラックス。葉子さんはいつもニコニコ。「葉子もあまり緊張するタイプではないので。マイペースでやるほうなので。担いでくれるだけでも僕的には助かるので、ありがたい」。
最初の“予行演習”は難なくクリア。先週は、石川には珍しく2週続きで週末をインコースから出たにも関わらず、大勢のギャラリーを引き連れたスタープロは「たくさん応援に来ていただいて、しかも宮崎でのラウンドは1年に一度というのに、不甲斐ない成績だった」と反省しきりで、いよいよ今週は、兄妹で気が引きしまるホスト試合だ。
先週は、同学年のライバルがやはり、自身のホスト大会を制した。そして今週は、その松山英樹が昨年、ここで勝って史上初の“ルーキーキング”に輝いた。今年は、遼の番。今シーズンはいよいよクライマックスを迎えて「ここから残り2試合とも優勝争いをできるように頑張りたい」。兄妹で足並み揃えて恩人の目の前で、今季2勝目を飾れるか。