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〜全英への道〜 ミズノオープン 2016
ホストプロ! 上田諭尉(うえだゆい)が3位タイに
「4番で、やっとフェアウェイに行った」。3メートルのバーディを奪った。
そこから徐々に調子が出て来た。13年に、自身2度目のシード落ちを喫してから、今年はファイナルQTランク40位の資格も出場権に恵まれずに、今大会はミズノ契約選手として主催者推薦を頂き、「出させてもらうからには結果をと、メンタル的にビビってた」。
序盤は振り切れなくて、「ティショットが右ばかり。振れば、ちゃんとまっすぐいくのに。分かってても、何年たっても、そう出来ない」。苦笑いで、後半に盛り返した。4アンダーは、3位タイでまずは初日に安堵の好発進した。
用具契約を結んでちょうど10年目。今年はそろそろ、スポンサーさんを安心させられそうな気配だ。今年は4月に、地元の地区競技「岐阜オープン」で優勝を飾った。「去年の暮れから、パットが良くなってきたので」。
せっかちな性格は、打ち急ぎがたまにキズ。テレビで、他の選手の優勝争いを見ていて、気がついた。
「入れたいという気持ちで、頭が上がっている。俺もゆっくりやってみよう」と、意識的にスローペースを心がけると、たちまち光明が見えてきた。
12年は5位。14年は6位につけた。2011年に、大会の会場がここJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部に移ってからは、予選落ちもゼロ。全英オープンの出場権こそ、まだ獲れてはいないが、ここ数年はコースとの好相性が光るホストプロだ。
序盤こそ、制御の効かないティショットに、「昨日のプロアマ戦で、全部使っちゃった」と青ざめたものだが「今日は、結果的に良いプレーが出来ました」。本戦でも引き続き、主催者を喜ばせる。