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「ここは大好きなコース。今年も良い結果が出せるといいね」中嶋常幸

いよいよ今週、2003年ジャパンゴルフツアーが幕を開ける。自称・48歳のルーキー、中嶋が目を輝かせて言う。「いい感じだね。今年は、例年以上に良いオフが過ごせたからね!」この日火曜日は鈴木亨と長男・雅生と、会場の東建多度CC・名古屋のイン9ホールをこなし、さっそく手ごたえ十分の様子だ。

今年のオフは、これまで敬遠していたトレーニングジムに通って、汗を流した。週2回の1日3時間。昨年末、痛めた背筋の強化が主なメニューだ。その合い間をぬって、ラウンドと山登りに励む。特に山登りは「ゴルフスイングに直結する部分が鍛えられる」と中嶋が長年、取り入れてきたトレーニングメニューだ。
時には両手も駆使しなければならないような起伏のきつい傾斜に挑むことによって、足腰の強化と身体のバランスが養われる上に、メンタル面も鍛えられ、「一石“三”鳥の効果が得られる」という。
「去年まで“三勤一休”だったメニューを6日間、びっちりと組んで、ほんとうに充実した楽しいオフだったよ。今日まわってみて、スイングのバランスも良くなったようだね」と納得顔だ。
2年前の今大会が、“復活劇”の序章だった。
ここ、東建多度CC・名古屋(当時名称、多度CC)で行われた2000年大会で、賞金王・片山晋呉と最後まで争って2位。「あれで勢いがついたことは確かだった。そういう意味でもここは大好きなコースだし、今年もさらに成長した証しを残せるといいね」。
48歳はますます、進化を続ける。

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