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石川遼 everyone PROJECT Challenge Golf Tournament 2018
“タラレバ”を逆手に取った中西直人が遂に覚醒!?
この日の内容について聞くと「記憶にないんです」と言う。理由は自身がやろうとしていることに集中して、それをやりきったから。結果的に7アンダーが出ていた感覚らしい。
中西が取り組んでいることとは何なのか?それは簡単に言えば体のバランスとアライメントの取り方。苦手なコースでは無意識にアドレスが狂ってしまっていることが多かった。どんな状況でも正確なアドレスが作れるようになる努力を続けてきた。
その方法は反省点をノートに書き溜めて、自分専用の対策ファイルを作成すること。そこから自分にマッチした修正法を探し出した。今はそれを実戦で機能するかどうかを試している段階。今日はそれが良い結果としてあらわれたわけだ。
「よくタラレバはダメだと言いますが、自分はそんなに悪い意味だとは思っていないんです。あのときこうしとけば良かったということをしっかり記憶して次の対策を練る。それをノートに書き込んで繰り返してきたんです。奥さんにも手伝ってもらいました。要は後悔するためのタラレバじゃないと言うことなんです」。
また、大会1日目、2日目と中学生の清水蔵之介さんと同組でラウンドした中西。彼の緊張をほぐす意味も含めて常に声を掛け続けた。それが中西にも良い影響を及ぼしたことはスコアを見れば歴然だ。
「自分にとっても本当にいい刺激というか、勉強になりましたね。今回は予選落ちでしたが、これからもっと強くなると思います」。
いろんな意味で新たな心境でゴルフに取り組めた2日間を経て、明日の最終日に中西がどのようなプレーを見せてくれるのか、注目したい。