記事

パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2018

今季国内初戦!! 片岡大育は「小平をお手本に」

日亜の精鋭がしのぎを削る今大会で、再びその存在感を示すチャンスだ。やはり、日亜共同主管で行われた昨年の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」で、ツアー3勝目を上げた。アジアンツアーの賞金ランキングは11位に入り、その権利を駆使して昨末から、積極的に海外を転戦して、今季は欧州ツアーのシード権を狙っている。

3月始めには、南アフリカのヨハネスブルグに行った。
そのとき、また首を痛めて、そのあと3週間ほどクラブも握れず、地元高知に失意の里帰り。
「10日くらい経って、ゴルファーからゴルフ取っちゃダメだな、1日どう過ごせばいいのか」。
そんな葛藤も味わいながら、先週はスペインに飛んだ。

ひどい時差ボケで、「昨日は1時間しか寝ていない」。
さらにひどい花粉症と、寝不足のダブルパンチでこの日はマスクに赤い目をしながら練習ラウンド。

海外の転戦はまず、その辛さの克服からと痛感すればこそ、先週の小平智の快挙になおさら、驚かされる。
米ツアー初制覇の一報は、経由地のドバイで聞いた。
「素直に凄いな、と。自分も移動とか、時差とかしんどい思いをしながら、その生活にも慣れて優勝を目指していかないとと思わされた」。
1つ年下がやりとげた快挙に、気合いが入った。
「小平のレベルまで行ければ、自分も勝てるという身近な見本。刺激になる」。
眠たい目もバチッと覚まして今週は、自身の国内初戦に挑む。

関連記事