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三井住友VISA太平洋マスターズ 2018
シード復活を目指す額賀辰徳はグッと楽に
だが、火曜日に一緒に練習ラウンドを回った松山英樹が監修に加わり全面改修が、済んだばかりのコースでやにわに視界良好。
パー5だった6番と11番が、パー4に変更されるなどパー72から70に変わった18ホールは「なんか回りやすい。なんか嫌だなとか、なんか変だなとかなく、スムーズに回ることが出来る」と、V争いに加わった。
過去4度の飛ばし屋日本一も、2015年に2度目のシード落ちを喫したまま。
低迷していた頃は「お前は飛ぶだけや」と冗談交じりにイジってきた大先輩。
「谷口さんには、こないだ“日本のケプカ”と言われた」。
米屈指の飛ばし屋になぞらえられた。日本が誇るドラコン王の復調を感じ取った谷口徹に「やっと実力を出してきたな」と、言われて嬉しいやら照れくさいやら。
最終ラウンドを前に首位とは3打差も、現在の賞金ランクは92位に「自分に期待はしていない」と、淡々。
「もちろん、良いところにはいるが昨日までと同じメンタリティで出来ないことは分かっている」と自分を冷静に分析する。
プレッシャーがかかる場面でも、気負わずにいられるおまじないを教えてくれたのは、いつも気にかけてくれる先輩。
「優作さんが、グッドラックの“ラック”は漢字の“楽”だ、と」。
最後の瞬間までその言葉を忘れずにいたい。