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南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント 2018

中里光之介がレギュラーツアーでの優勝に向けバージョンアップ!

3アンダーの10位タイからスタートした中里光之介。インコースからスタートして12番ホールでボギーを叩く嫌なスタートだったがその後にバーディで取り返せるのが今シーズン、中里が成長した部分。一つのボギーでふてくされることなく、自分のプレーを信じて立て直すことができるのは、それだけゴルフの内容に自信を持っている証拠だ。
この日も最初から伸ばし合いになるのはわかっていた。ハーフターンの段階で予想以上に周りのスコアが伸びていることに驚いたが、それで逆にスイッチが入った。1番でバーディを奪うと2番ホールでは10メートルのパーパットをねじこんだ。これで完全に波に乗った。残りの7ホールで4バーディを奪い、スコアを二桁に乗せてきた。優勝には届かなかったが2位タイへと浮上した。
そんな中里が今テーマにしていることが、AbemaTVツアーではできるのにレギュラーツアーではできないあることだ。
「自分では意識していないんですが、ゴルフの調子はかなりいいはずなのに4日間あったら、どこかで伸ばせない日ができてしまうんです。先週の福島もそうでした」。
中里のコーチであり、この日もキャディを務めていた安楽拓也はスイングスピードが変わってしまうと指摘。中里自身は無意識らしいが、そこがレギュラーツアーで勝つための課題だと言う。
「丁寧になってしまっているんだと思います。別に小さくなっているわけじゃないんですけど。良い意味でもっと大雑把にやるくらいの気持ちが必要なんです。それがAbemaTVツアーではできるんですよね」。
ドライバーの飛距離もショットの高さや精度に関しても十分レギュラーツアーで戦えるレベルになっている。あとは気持ち的な問題だろうか。ただ、今週はそこを意識しながら伸ばし切ることができた。確実に勝つための準備は上塗りされている。次週はセガサミーカップに出場する。まずはそこで進化を証明したいところだ。

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