記事
PGM Challenge 2021
中里光之介単独首位!強風の中で圧巻のゴルフを披露
「7番のティショットまで俺だけ風吹いていないんじゃないかな?という感じ。(笑)最初の3、4ホールは風を気にしながらやっていたんですが、14番でバーディがきたのをきっかけに流れに乗って前半だけで4つバーディがとれて。それでも後半はそんなに上手くいかないだろうと思っていたんですが、後半もラッキーがありながらもバーディが続いて。7番で止まったという感じでした。でも全体的には流れが良かったのが1番ですね」。
中里は前々から「いい意味で適当に」という言葉を口にしている。この真意はスコアに執着するのではなく、自分がやろうとしている動きやスイングにフォーカスすること。それをやり切った上で、結果的にいいスコアがついてくることが理想だと話す。
「調子が悪い時って、打っちゃダメなところにばかり意識がいってしまう。もちろん考えることは大事なんだけど、そこじゃなくて自分がやりたいことをできてからのことなので、それでミスが出てもしょうがないと今は思えています」。
数字に執着すること、結果にこだわることはプロとしては何よりも大事なことだが、長い目で見て、今執着すべきはやりたい動きと言うのが今現在、中里が心がけていることだ。
明日の最終日ももちろん優勝を意識することはない。自分のやるべきことをやり切り、その先に結果的に優勝があるだけ。自然体の中里がどこまでスコアを伸ばすのか期待が高まる。