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2017年度ツアーのチャリティ活動基金をガン撲滅基金に寄贈(2月5日)
ジャパンゴルフツアー選手会が、昨年1年間を通じてトーナメント会場で選手より寄附頂いたチャリティ金20万7,083円と昨年3月に開催されたジャパンゴルフフェア2017で行われたジャパンゴルフツアー選手会提供物品によるチャリティオークションで集まった57万1,201円の、あわせて77万8,284円を亡き高松宮妃殿下のご遺影の前で、選手を代表してチャリティ基金として「公益財団法人 高松宮妃癌研究基金」の廣澤眞信・常務理事に寄贈した。
ジャパンゴルフツアーにおける「ガン撲滅」の活動は、1994年までさかのぼる。当時、多くのツアー選手たちと交流があり、また、ゴルフをこよなく愛し、ゴルフを通じて多くの人々に愛されたタレントの逸見政孝氏、ハナ肇氏が相次いでガンで亡くなられたことをきっかけに第1回大会が行われた「ガン撲滅基金 ゴルフ東西対抗」は毎年、その収益を同基金へ寄贈してきた。
2000年には妃殿下より賜杯をたまわり、名称も「ガン撲滅基金 高松宮妃賜杯争奪 ゴルフ東西対抗競技大会」と改められ、毎年の恒例行事として、広く認知されてきた同大会は2006年を最後に現在は途絶えたままだが選手たちは、活動を途絶えさせることなく続け、同基金との交流は今も続いている。今回で24年目となった同基金への寄贈、その総額は1億8,027万3,055円となった。
初めて平成生まれの選手として参加した薗田峻輔は、「毎年続けて寄付をしていくことはすごく大事なことだし、これからも継続していきたい。」とその思いを語った。また、贈呈後には保存されている貴重な過去の資料を見させていただき、「中々触れられるものではないので、良い経験になったし、素直に面白かった。」と皇室の深い歴史に興味津々だった。
ガンは身近な病気であり、誰にとっても人ごとではない。妃殿下の研究基金の活動は、いまや世界的にも高い評価を受けており、ガン撲滅にかけた妃殿下の思いは、確実に次の世代へと受け継がれている。