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祝・結婚! 一昨年のチャレンジ王・森本雄が挑むツアー後半戦
主催の谷原がWGC参戦のため、同大会を欠席したことからラウンド後のジュニアレッスン会の講師を補うために、谷原に代役を任されていた藤本佳則が、東北高校の後輩の森本に声をかけた。
その前夜の食事の席で、判明した。
藤本が2人の愛息の話を始めると、森本もなぜか話にノってきた。
今年の5月に結婚していた上に、同大会の2週間前には長男が誕生したばかりだったのである。
そんなこととはつゆ知らず、驚く周囲に「隠していたわけではない」と、申し訳なさそうに森本。
「誰にも聞かれなかったし、自分から言うことではないと思ったので…」。
確かに、あまり自分からぶっちゃけるようなタイプではない。
それでも長男の命名を聞かれると、「凌功(りく)っていいます」と嬉しそうに、「可愛いですよ〜」とこのときばかりは童顔の目尻がいっそう下がった。
決断はいつも早い。プロ転向を決めたのは、19歳の誕生日だった。その際に「25歳までに、結果が出なければ、別の道を」と自らに期限を課して、その最終戦にあたる2015年にチャレンジ賞金王に。
本格参戦を果たした翌年の2016年には、どうなっても結婚すると決めていた。
同年の初シード入りはかなわなかったがありがたいことに、妻の真未さんは「ゴルフに関しては、何も言わない」という。
デキた女房に小言はなくともファイナルQTランク31位から、出直しの今季は新婚と出産が重なり「頑張らないといけません」との自覚はもちろんある。
「谷原秀人ジュニアクラシック」の会場では、先輩の藤本に「髪切ってこいて、言うたやん」と、伸ばしっぱなしの長髪にダメ出しされて、背筋もピンと伸びていた。
モゴモゴと「髪切る時間がなくて」とは、単なる言い逃れだけでもなくいよいよジャパンゴルフツアーはここから最終戦までノンストップの後半戦突入に向けて、森本も忙しい日々を過ごしている。
この夏休みは地区競技の岩手県オープンと、中部オープンに出て今月24日から、福岡県の芥屋ゴルフ俱楽部で始まる「RIZAP KBCオーガスタ」から森本もリスタート。
夏休みのイベント満載!「RIZAP KBCオーガスタ」
「今年はとにかく出場権を取り戻すことが目標です」。開幕までに前髪もすっきりさせて(?)気合いを入れ直してくる。
新婚・森本も助っ人参戦!「谷原秀人ジュニアクラシック」