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ダンロップフェニックス 2002

「今週は、勉強のチャンスです」

米ツアーQスクールのセカンドステージにパスしたその足で参戦、韓国のS.K.ホが5位

激しい風雨の中で、1メートルのバーディパットが、風で10メートルも流されてしまう状況も、耐え抜いた。
先週、挑戦した米ツアーのQスクールセカンドステージ。
ホは、そんな厳しいコンディションを制し、堂々2位で通過して、今週帰国した。

日曜日に、日本に着いたばかり。
その足で会場入りし、「とにかく疲れています。特に時差ぼけがひどくて、毎日夕方6時には眠くなり、夜中の2時に目が覚める状況で…」
他にも疲れから、足の裏の筋を痛めるなど、満身創痍ながら、5位タイの好発進だ。
たびたび、右に左にショットを大きく曲げて、この日はバンカーにつかまる場面が多かったが、そこからしぶとくピンそばにつけるなど、小技が光った。

ホがハードスケジュールをおして、今大会に出場したのには、わけがある。
12月の米ツアースクール、ファイナルステージに合格すると、来シーズンは、ウッズやデュバル、ガルシアら、強豪たちと同じ舞台で戦うことになる。
将来のライバルになるかもしれない選手たちが集結した今週は、良い予行演習になるのだ。
「チャンスですね。このまま上位でねばって、ぜひ、トッププレーヤーと回りたい。彼らとは、レベルがあまりにも違いすぎるけど、それでも、勉強すべきことは、たくさんありますからね」と話したそのとき、普段は柔和な笑顔が、チカリと光った。

写真 = 今週は、世界中からメディアが駆けつけ、国際色がいっそう濃い。ホも母国の報道陣に囲まれて、久しぶりに、韓国語でインタビューを受けた。

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