記事
アーノルド・パーマー氏が死去。石川、青木が追悼
アーノルド・パーマー氏が25日、心臓疾患のため死去したと、米メディアが報じた。87歳だった。
胸のすく豪快なショットに、特徴的なパッティングスタイルはたちまち大衆の心をとらえて、熱狂的なファンを「アーニーズ・アーミー」と呼び、社会現象にまでなった。
ゴルフ場の経営や設計にも携わり、手がけたコースは200を越える。
名前を冠した衣料品ブランドは日本で起ち上げられ、広く浸透した。
17歳の2009年に、氏が主催する米ツアーのアーノルド・パーマー招待に招かれるなど、交流があった石川遼は、中学1年時に出たジュニアトーナメントで、参加賞にもらったサイン入りのピンフラッグを今も大事にしていることなどこの日、子どもたちにスナッグゴルフを教えに行った熊本で、生前の思い出を語った。
ホームコースのベイヒルクラブ&ロッジで会うといつもカートに大きなキャディバックを2つ乗せ、合わせて50本ものクラブを入れて、コースを回っていた姿が今も目に浮かぶという。
「あれだけ偉大な方。僕の年齢で、挨拶させて頂いたり、声をかけてもらったりしたのはとても貴重な経験。今もベイヒルで練習させてもらっているがこれからも、パーマーさんがいらした場所、お気持ちがこもっているコースで練習させていただいて、がんばって行きたいです。ご冥福をお祈りいたします」(石川)。
訃報に際し、一般社団法人日本ゴルフツアー機構会長の青木功も以下の追悼メッセージを寄せた。
「自分にとってアーニーは、攻撃的なプレースタイルで、また一人の人間としても兄のように慕ってましたし憧れの存在でした。
今回の訃報を聞きとても寂しいし、悲しい。
今年のマスターズで会ったのが最後になってしまいましたが、その時はとても元気そうだったのに、残念でなりません」(青木)。