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〜全英への道〜 ミズノオープン 2015

24歳のホストプロ! 富村真治が4位で初の全英切符

主催のミズノの水野明人・代表取締役社長も喜んでいる。「今年は手嶋選手と2人もミズノの選手が行くにとになって、この大会が全英オープンにつながっていることを、まざまざと思わせてくれました」。

今大会の上位4人に贈られる全英切符。優勝を飾った手嶋とともに、主催者を喜ばせたのが24歳のホストプロだった。「今日は最初から、上の4枠を狙ってプレーした」と富村。この日は首位と6打差の11位タイから、果敢に攻めた。

「マラソンじゃないですけどバーディを獲ったら、よし、これで一人抜いた、と」。ラウンド中も、強いてリーダーボードを探して自分にプレッシャーをかけながら、戦った。

「絶対に抜いてやろう、と強い気持ちでいたから後半のバーディにつながったと思う」。
15番で、7メートルを沈めて単独4位に。17番では、アゲンストの風の中で果敢に7番アイアンを抜いた172ヤードの2打目がカップの上を通過する、あわやのショットでピンそば80センチだ。

上がった直後は、まだプレーを残している選手が何人かいて、上位4人に入れるかは微妙だった。ロープの外から「おめでとう」の声にもクビを振り、「まだ分かりません」と、ドキドキして結果を待った。

「見ている人に夢を与えるプロゴルファー」を、目指してこの春から取り組んでいるスイング改造。1ヤードでも先に飛ばす、と誓った肉体改造も、ひとつ成果を示したのが、この初メジャーの出場権だ。

「こんな機会を与えてくださった大会に感謝です」。
72ホールを戦い終えて、そっと会場のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部の18番ホールを振り返り、ぺこりと一礼。そしてセントアンドリュースでの健闘を誓った。
「初めてで、どう転ぶか分からないけれど、きっと良い経験になると思うので。萎縮せず、思い切りやりたい」。水野・代表取締役社長も「向こうでしっかりと応援してきたいと思います」と、ベテランの手嶋同様に若き挑戦を楽しみにしている。

※今大会での全英オープン日本予選は終了しましたが、開幕戦の東建ホームメイトカップからスタートした「全英オープン日本予選ランキング」は「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」でいよいよ最終戦を迎えます。

  • 今年は日本ツアーから最年少の挑戦者、富村(右)。

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