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小林伸太郎が首位と1打差の2位に

小林伸太郎
首位と1打差の2位につけたのが小林伸太郎だ。6アンダー66をマークした。「ついてました」と笑う。クイーンコースの10番からスタートして、いきなりバーディを奪うと17番では下りのスライスラインをきれいに決め、そこから2番まで4連続バーディと好調なゴルフを展開した。「その場、その場でベストを考えてプレーした」結果だった。18番では、同じ組で回るChan Kim選手と同じラインにつけ、わずかに距離の遠かったKim選手が先にパットし、右に切れたのを見て、小林は左を狙って見事にそのバーディパットを入れる「幸運」もあった。さらに8番ホールでは「パンチが入ってしまったパットがカップに跳ねて」入り、バーディ。「ツキがあった」というのも、うなずける。

小林といえば、2007年の日本アマの決勝で、田村尚之と41ホールに渡る熱戦を繰り広げ、最後はチップインバーディで決着をつけたことが印象に残る。しかし、プロ転向後は、これまで目に付くような成績を残せていない。日本アマチャンピオンとしては、忸怩たる思いもあったに違いない。

だが、彼は「確かにサードQTで落ちてしまった年もあり、ファイナルQTに出るのもこれが2回目です。でも自分としては階段を1段ずつ上がってきたつもりです」と決してこれまでの時間を無駄には過ごしてはいないようだ。初日の好スコアにも「明日からもステップをひとつずつ上がっていきたい」と着実に這い上がっていくつもりだ。

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