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細川和彦が茨城県の潮来市立潮来小学校でスナッグゴルフを指導(5月14日)

季節外れの台風が過ぎ去った初夏を思わせるような快晴のもと、茨城県の潮来市立潮来小学校を細川和彦が訪れ、5年生と6年生の総勢88人にスナッグゴルフの実技指導を行い、子どもたちの元気でにぎやかな笑い声や歓声が校庭に響き渡った。

潮来小学校でのスナッグゴルフの導入は、毎年11月に開催のHEIWA・PGM CHAMPIONSHIPにおける社会貢献活動の一環として寄贈されたもので、潮来小学校の他にも潮来市では延方小学校と津知小学校にも導入され、今回3校がニュースポーツとしてスナッグゴルフを導入した。

この日は実技講習会に先立ち寄贈式も行われ、原浩道市長も激励に訪れた式典には、用具の寄贈に絶大なるご支援を頂いている公益財団法人ジュニアゴルファー育成財団の石橋保彦理事長、そして一般社団法人日本ゴルフツアー機構の海老沢勝二会長も列席し華々しく式典が行われた。

潮来小学校が母校で、更に潮来市名誉市民でもある海老沢勝二会長は式典で、「生まれ育ったところは忘れることのできない故郷。久しぶりに母校を訪れ、こんなに元気な子どもたちと会えて明るい未来を感じました。」と大先輩から後輩たちへ感慨深いメッセージが伝えられた。

校庭に移動しての実技講習会では、ツアー8勝の実績を誇る茨城県出身でいばらき大使でもある細川和彦が講師を務め、オープニングのフルショットの披露では、広い校庭の奥に鎮座する銀杏の巨木を狙って、真っ直ぐに高く遠く飛んでいくボールに、子どもたちからは大歓声があがった。
また、パットやフルショットの基本指導では、一人一人にグリップの握り方やスイングの軌道を手取り足取り丁寧に指導し、短時間にメキメキと子どもたちを上達させた。

実技指導の締めくくりに行われた細川と代表児童との対戦は、じゃんけんを勝ち抜いた5年生のそうた君が2打のオマケをもらってスタート。しかし何せ初めて体験するゴルフで、しかもプロを相手のガチンコ勝負は、方向も強弱も感覚がつかめないまま四苦八苦の6打となり、対する細川もスナッグゴルフの寄付こそはプライベートで行っているが、試合となれば初心者も同然で4打を要し、オマケを差し引いて引き分けとなってしまったが、そうた君の健闘を称えて、細川が自ら持参した試合で着用しているキャップにスラスラとサインをしてプレゼントすると、「細川プロと戦えて帽子をもらえて嬉しい。」と喜びを笑顔で表わした。

ガチンコ対決のあとに細川は、「僕は小学生のときにサッカーが大好きで友達と練習をしていたところ、僕が蹴ったボールがガラスに直撃して割れ、どうしたらよいか迷ったけど、正直にそのお家のひとに謝りに行った。今思えばあの時に謝れなかったら大人になった今でも心に何か残ってしまったかもしれないけれど、謝ることができて良かったと今は思っています。」と、子どもたちに伝えたかった大切なメッセージを、実体験に重ねて話し、子どもたちの視線はまっすぐ細川を向いて聞き入り、ゴルフの技術とゴルフを通じた道徳的な要素も学んだようだ。

実技講習会に参加した児童たちは、「グラウンドゴルフはやったことがあったけど、今日は更に楽しいと思ったし、細川プロのお話しでスポーツマンシップが大切だと思った。」、「お父さんがテレビでゴルフを見ていてつまらないと思っていたけど、今日はルールもわかったので楽しさがわかった。」、「ゴルフは面白くないスポーツだと思っていたけど、楽しくて面白いスポーツだと感じた。」、「ゴルフはおじさんやおばさんの暇つぶしだと思っていたけれど、興味が湧いてきてまたやりたいと思う。」という感想が発表され、笑顔あり、真剣な眼差しありと、内容の濃い寄贈式典と実技講習会となった。

HEIWA・PGM CHAMPIONSHIPを主催する株式会社平和PGMホールディングス株式会社、共催する一般社団法人日本ゴルフツアー機構、そして公益財団法人ジュニアゴルファー育成財団では、大会を通じた地域社会との連携により、地元の子どもたちがゴルフに触れる機会を提供するべく、昨年の美浦村に続いて潮来市での実施講習会をこの日よりスタートし、続けて阿見町などへも導入を推進しており、プロゴルフトーナメントを通じた開催地域での新しいスポーツへの取り組みを応援している。

  • 88人の児童全員にキャップとクリアファイルにサインしてプレゼント

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