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トップ杯東海クラシック 2015

とにかく明るい片山です。

今週は、とにかく明るい片山だ。「安心してください。ハマってますから」。まずは、なんといっても三好が大好き。「両方の球筋が必要だし、とにかく難しいじゃないですか。それが、いい」。難攻不落と恐れられ、苦手意識を口にする選手も多いが、「僕は好き」。恋い焦がれ続けた三好をようやく制したのは一昨年の2013年。5度の賞金王は、99年から11年連続のトップ10入りをしながら、常勝時代にさえ勝てずにいた三好は、何度勝っても勝ち足りない。

「ここと、先週の大利根と、日本オープンと。一番気合いを入れてますから」。
きっかりと照準を合わせて、この夏に取り組んだトレーニングは、「まだ日本に3台しかない」。特殊なマシーンを使ったメニューは「おかげで、ひとつひとつのショットの安定感が、今までと全然違う。僕にハマッた」。完璧に、仕上げてきた。

マネージャーの金魚潤一郎さんと、話し合った「先週と今週のパットの違い。良いことに気がついて。構えを変えた」。これがまた、初日から「ピタっとハマッた」。
前半の15番から、いわゆる三好の“アーメンコーナー”で、3連続バーディを奪った。
後半の7番は、46度のウェッジを持った残り111ヤードの3打目が「ピンに当たって入っちゃった」。三好の女神が微笑んだ。「謙虚に行くと、振り向いてくれるんです」。
朝から、降りしきる大雨も「今日はパープレーと思いながらスタートした」。すると、本人にも、予想以上の好スコア。「けっこう三好には、好かれてるんです」。大好きなコースとの相思相愛も、本人にはここに来る前からとっくに予兆があって、今週始まったことでがなかった。「安心してください。いつも普通に明るいですから!」。これまた目下、お気に入りのフレーズも滑らかに飛び出した。

元・三好のハウスキャディの前田慶子さんとの今大会限定タッグも、大雨のこの日は「彼女、相当パニクっていて。そばでハーハー行ってますけど、雨用の重いバッグを担いでよくやってくれている」。曇天下で明るい笑顔が絶えない2人だ。
初日から、早々に2位と2打差の単独首位に、「明日からのプレーも安心してください」。ジャンボと、青木功と倉本昌弘と、伊澤利光とグラハム・マーシュの5人しかいない、三好での複数年Vの偉業も安心して見ていよう。

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