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SMBCシンガポールオープン 2018

小平智が大収穫の2位タイ! マスターズ圏内か

さすがのガルシアに、5打差の圧勝こそ許したが、夢の舞台に大きく一歩近づいた。
小平が、2位タイにつけた。

灼熱のシンガポール。連日の順延。最終日も前日残した第3ラウンドの6ホールと合わせて、24ホールをこなした。「後半、暑さでバテてしまって。脱水症状が出ていた。そこが残念」と意識もうろうでも、戦う男の本能は、最後まで捨てなかった。

振りちぎった18番のティショット。現地入りしたときから不安を抱えていた1W。
「でもこれなら戦えると確信が持てた」と確かな手応えを残した2打目は275ヤードから、軽々とグリーンをキャッチ。
最後は15メートルものイーグルトライも「入れるつもりだった」と、強気で打った。
惜しくも外して単独こそ逃したが、昨年の6位タイを上回る通算9アンダーの2位タイは、2年連続の日本勢最上位につけた。

「自分の目標は12か13アンダーだったがそれ以上行くのは凄い」と、勝者を仰ぎ見ながら「世界基準のコースで自分も2位に入れたのは嬉しい。ガルシアさんには届かなかったがこれから世界に向けて、良い弾みになる」。
昨年末の披露宴から伸ばしているというヒゲ面に、精悍さが増した。

「ヒロシさんにグリップのアドバイスを頂いた」と、今週は会場でパッティングでヒントをくれたという先輩プロの岩田寛への感謝も忘れず「今週は、収穫が一杯あった」。

52位で迎えた世界ランキングも、相応のポイント加算が見込まれる。開催前週のランキングで50位内にいれれば、オーガスタへの切符が得られる。「まだまだ気は抜けない。出る試合、全部一番になるつもりでやる。こういうゴルフを続けていれば、マスターズにも行ける」。
次は「レオパレス21ミャンマーオープン」。
自信と弾みをつけて、ミャンマーに乗り込む。
  • いつもありがとう、ヒロシさん

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