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トッド・ハミルトン 平均パット賞受賞
練習グリーンでは、パット巧者の彼のまわりには自然と人垣ができた。アドバイスを 求めてくる選手たちに、手取り足取り親切に指導する光景が、よく見られたものだっ た。
シーズン終盤まで、賞金王争いでも盛り上げてくれた。今では、ジャパンゴルフツ アーに欠かせない“顔”のひとりだが、ちょうどこの表彰式の2日前の8日に最終ラウ ンドが行われた、米ツアーのファイナルQスクールで16位に入り、みごと2004年の出 場権を手に入れている。米ツアーで戦うことは、ハミルトンの長年の夢だった。何度 も何度も挑戦を重ね、そのたびに跳ね返され、諦めかけたこともある。それでもじっ と耐え、日本で黙々と技を磨きつづけた。来季、ハミルトンの主戦場は、アメリカ だ。またひとり、ジャパンゴルフツアー育った選手が、世界の舞台へと飛び立つ。
写真上=パーオンホールのみを対象とした1ホールあたりの平均パット数で、1.7462 ストロークをマークしたトッド・ハミルトンには、日本ゴルフツアー機構から賞金50 万円と、東京全日空ホテル・専務取締役総支配人の阿部丈夫さま(=右)より、「東 京全日空ホテルペア宿泊券」が贈られた。