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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2014
矢野東は3打差3位に「バックナインまで粘らせて」
18番グリーン横のスコアボードをちらちらと、現状通算14アンダーのリーダーも「最後も取ってくるだろうから多分、3打差・・・。厳しいね」。
大量アンダーが見込めるコースとはいってもやはり、「リードしているほうがいい。やっぱり、逃げたほうが絶対に楽でしょう。追いかけるほうとしては、3打差はきつい」と、語っていた矢先に目の前のスコアボードは案の定、通算15アンダーに変わり、しかも永野もクロンパも、ともに連続バーディで上がってきたと分かって「やっぱり最後、取ったんだあ。俺はないな」と、断言した矢野だが・・・。
せめて「明日のバックナインまで、粘らせて下さいよ」と37歳は、共に初優勝を狙う若い2人に懇願した。
16年ぶりに、福島で行われるこの新規トーナメント。「東北でやることに意味がある。盛り上げたい。その最初の大会で上位にいられるのが嬉しいので。応援してくれる人たちのためにも頑張る」。
何打差つけられようと、最後まで諦めずに喰らいつく。