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賞金シード喪失の松村道央が首位と2打差の5位タイの好スタート
この日は西コースを回り、10番からスタートして、「風が吹いていたので、少し難しかった。アゲンストのホールは慎重に行った」のが功を奏して10,12,13,18番とバーディを奪い、4アンダーでハーフターン。後半は、バーディは2番ホールのみだったが、本人も納得のスコアとなった。
今年からファイナルクォリファイングトーナメント(QT)1位の選手には、翌年1年間のツアー出場権が与えられる。第1回リランキングまでの出場優先権の2位とは大きな違いがある。当然選手は1位を目指して戦うことになるが、実は松村自身はこのことを知らなかった。気持ち的には20位以内を目指して、そこから少しでも上位を狙うつもりだった。
急に目標を変えても結果が良くないこともある。とりあえず「最後にそういう位置にいられれば」てっぺんを狙うが、まだ5日間も競技が残っている。「今日はアンダーで回れていいスタートを切れた」とまずは足元をしっかり見定めて、6日間を戦い抜く覚悟だ。ツアーで11年間戦い、5勝を挙げてきた。その実績は裏切らない。